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コラム(第17回) SEO に役立つキーワード活用法(応用編)
前回のコラム『SEO に役立つキーワード活用法(実践編)』では、アクセス解析を使ったキーワード選定法の流れをお伝えした。
- サイトの目的やページごとのテーマを明確にする
- 運営者が訪問者に期待するキーワードを想定する
- 訪問者が利用するキーワードを確認する
これらの内容を意識して、実際にアクセス解析でキーワードを確認された方がいたならば幸いである。今回は、キーワード活用法に関して、さらに一歩踏み込んだお話をしたい。
検索キーワードの種類
みなさんが検索エンジンを使用する際、1つの単語で検索されるだろうか。それとも複数の単語で検索されるだろうか。インターネット上には膨大な情報がある。自分の欲しい情報がすぐ見つけられるよう、複数の単語で検索する方は多いのではないだろうか。
現在、検索エンジンの利用数は、単語を「単数」「複数」で検索を行う人の割合は、それぞれ50%ずつという調査結果も出ている。(参考:検索エンジンに関する調査)
検索エンジンでは、当然「単数」と「複数」では、得られる情報が異なってくる。そのため、SEO を行う際も「単数」と「複数」によって競合となるサイトも変わってくる。この点、アクセス解析の種類によっては、「単数」と「複数」データを別に統計し、 傾向を示唆してくれるものがある。今回は、検索キーワードの種類「単数」と「複数」について、それぞれの特徴と SEO に向けた活用法を紹介したい。
アクセス解析での「単数」と「複数」キーワード
アクセス解析の場合、検索エンジンで使用する単語「単数」を「検索キーワード」、「複数」を「検索フレーズ」などと呼ぶ。検索フレーズ分析では、複数の単語を使用した場合、キーワードを単数に分けて統計する。
例)「アクセス解析 キーワード」で検索してサイトを訪問した場合
・検索キーワード分析:「アクセス解析」1件、「キーワード」1件の流入
・検索フレーズ分析:「アクセス解析 キーワード」1件の流入

それでは、アクセス解析の検索キーワード・検索フレーズの特徴・活用法を述べていく。
検索キーワードの特徴・活用
まず、検索キーワードを考えてみよう。不動産会社の場合、検索パターンとしては、「不動産」「土地」「住宅」など、様々な検索キーワードが考えられる。

検索キーワード分析を見た際に、検索結果の上位が「不動産」ならば、訪問者は「不動産+α」で多く検索しているといえる。この場合、「不動産」を含めたキーワード(不動産+α)が SEO に有効な一手であることがわかる。
つまり、検索キーワードは、SEOを行う際に「どのキーワードを中心としたら良いか」を考えるキーワードの選定に役立つ。しかし、「不動産」というキーワードが分かっても、単数のキーワードのみで SEO を行う場合は、以下のようなデメリットがある。
・キーワードの種類は膨大となるが、多数のキーワードに対して SEO 対策を実施すると、1ページ内の1単語ごとの比率が下がっていく。その結果、SEO 効果が下がる。
・キーワードごとに SEO を行う必要が出てくるので、SEO の手間やコストも倍増する。
・大衆に認知されている単語は、SEO 効果を狙う競合が多いため、上位表示が難しい。 など
では、どうしたらよいのだろうか。そこで、解決するための次のステップとして「キーワードの深堀=中心としたキーワード+αの検索フレーズの発掘」が必要となる。
検索フレーズの特徴・活用
検索フレーズは、検索キーワードと比較すると、当然、検索する訪問者数が少なく、集客効果が低い。しかし、その中でもアクセスされ、サイトの目的達成に繋がる検索フレーズも存在する。更に、「不動産」よりも「東京 不動産」の方が、訪問者が「東京近隣の不動産を探している」といった「訪問者の具体的なニーズ」がわかる。そのため、サイトの目的にマッチした関心の高い訪問者を獲得することができる。(参考:SEO に役立つキーワード活用法)
上述の不動産会社の場合、検索キーワード分析で「不動産+α」が有効であることがわかった。では、不動産を含めたキーワード(プラスα部分)を、検索フ レーズ分析で確認してみよう。よりサイトの目的に合ったキーワード(ニーズ)を見つけ出すことで、効果の高いキーワードの厳選になる。

この場合、検索フレーズ分析の結果、訪問者のニーズは「不動産を売りたい」「不動産を借りたい」といった点にあることが分かる。このように、検索フレーズ でキーワードの深堀を行うことで、「サイトの目的達成に繋がるキーワードの厳選」や「競合の少ない独自キーワードの発見」が行える。
加えて、検索フレーズ分析では、運営者が想定しないキーワードを確認することもできる。キーワードリストの上位には想定しているキーワードが並ぶが、下位 を見てみると思わぬ想定していなかったキーワードが並ぶ場合がある。また、下位に並ぶ検索フレーズの中には、サイトの目的達成に直結するキーワードが眠っ ている場合があるので、注目していただきたい。
これまでお伝えしたように検索キーワードと検索フレーズは、運営サイトにおけるキーワードの効果を確かめるのに有効である。しかし、アクセス解析は自社サ イトのアクセスのみを反映しているため、自社サイトでのアクセスが多くても、選定したキーワードが、大衆に認知されていない場合は、結果として、アクセス 数(集客)は伸び悩んでしまう。
そこで、集客力、大衆の目線を意識するためには、キーワードアドバイスツールを利用するのが良い。
キーワードアドバイスツールの活用
キーワードアドバイスツールとは、指定したキーワードを含む、キーワードの種類と検索数を教えてくれるものである
アクセス解析のデータは、解析対象サイトへ訪れた際のキーワードの種類と流入数であるが、キーワードアドバイスツールのデータは、検索エンジンで使用され たキーワードと検索数である。運営するサイトだけでなく、検索エンジンで一般的に検索されるキーワードのデータを確認することができる。
アクセス解析で注目したキーワードが、どのくらい検索されるキーワードであるのか、大衆の認知度を確認すると良い。

また、幅広くキーワードの種類(プラスα部分)を確認することができるため、新しいキーワードを開拓する際にも役立つ。その際は、キーワードアドバイス ツールでキーワードを検討し、SEO 対策後に、どのくらいのアクセスがあり、目的を達成したかどうか、効果検証のツールとしてアクセス解析を用いると良い。
今回は、検索キーワードをより良く活用していただくために、「キーワード」と「フレーズ」、「キーワードアドバイスツール」の活用法を紹介した。これらを確認することで、より効果的なキーワード選定が行える。サイト運営のキーワード改善、集客向上にお役立ていただきたい。


