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コラム(第29回) 仮説検証を利用した Web サイト分析(2)

前回のコラム『仮説検証を利用した Web サイト分析(1)』は、仮説検証を利用した Web 運営の考え方と、仮説の立て方について説明してきた。今回からは、実践編として最初に「行った Web プロモーションの成否」について検証を行う方法を考えていきたい。

Web プロモーションの成否を仮説検証で判定する

このコラムを読んでいる方の中にも、様々なプロモーションや広告を自社サイトに向けて行っている方は多いだろう。その中で、プロモーションの結果をどう判定しているだろうか。つまり、「プロモーションを行った結果が成功か失敗か」という点である。

例えば、2つの商品「商品A」と「商品B」を扱っている健康食品系の Web サイトを運営していたとしよう。その際に、「今月はAが売れそうなので、Web プロモーションを強化したい」と考える。これは、前回も説明した仮説立案である。

次に、月末にプロモーションの効果を判定するとしよう。その際のデータの見方が重要となる。今回のケースでは、「商品Aの強化」が今月のテーマとなるので、まず「商品A」に対する購入数や購入率、商品ページへの誘導数を見てプロモーションの成否を考えるべきである。商品Aへの誘導数が2倍、購入数が 1.5倍になれば、投じた費用や商品単価にもよるが、プロモーションによる効果があったといえるだろう。

逆に、「商品Bが2倍売れた」といったほか商品の購入数や Web サイト全体の訪問者数といったその他の要素を当初は入れないほうがよい。

当然、プロモーションによって商品A以外にも影響を与える可能性はあるが、結果として商品Bの売上が上がっても商品Aが売れなければ、当初の目的は達成していない、つまり、プロモーションは「上手くいかなかった」ということがいえる。これが、仮説を元にした検証である。

プロモーション成否のポイント

最後に、今回のプロモーション成否を判定するポイントをまとめてみよう。

・最初に、プロモーションの目的を明確にして仮説を立てる
・当初の目的を意識してアクセス解析で見る項目を決める
・検証の際には、決めた「見る項目」をベースに判断する

書いてあることは結構当たり前のことかもしれない。ただ、当たり前であるからこそ難しく、できないことも多い。前回も記載したが、アクセス解析は事前に「ターゲット」や「効果」を予想して、仮説を立てて、その上で検証していくことが活用への近道である。

今までアクセス解析を利用していた人も是非、一度やってみてほしい。今まで見えてこなかった Web 運営の結果や課題がアクセス解析から見えてくるはずだ。そして、それがアクセス解析を「活用する」という点に繋がるのである。

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