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コラム(第33回) 検索ワードから見える「ユーザー」

前回『アクセス解析を見る際の注意点(2)』のコラムまでは、アクセス解析自体の見方について説明を行ってきた。今回からは、視点を変えて細かい機能ごとの見方について説明を行っていきたい。

まずは、検索キーワードである。アクセス解析ツールを利用する目的として、「ユーザーの検索キーワードを把握したい」という目的は多数の運営者が持っているだろう。ただ、漫然と検索キーワードを見て、「○○という検索ワードが多い」「××というワードの SEO 効果があった」といった形で考えてはいないだろうか。

「検索ワードを活用して、どう Web サイト運営に活かしていけるか」

その鍵となるのは、検索ワードから「ユーザーの考え」を読み取っていくことである。その一部を紹介しよう。

「真の顧客」は誰か?

「SEO を行った結果、○○という検索ワードでのアクセスが上昇した」という話を聞く。この場合 Web サイトのアクセス全体から見ての判断であることが多い。ただ、「○○という検索ワードでのアクセスが上昇した結果、申込(購入)数が上がった」ということが、本来は目指すべき目的であろう。

では、どうすれば目的を達成できるのか。それは、「購入に至ったユーザーの検索ワード」を探すことである。つまり、「購入したユーザーが利用した検索ワード=真の顧客が求めているニーズとマッチした検索ワード」ということになる。

「ユーザーが検索するキーワードの傾向」は?

もう1つは、検索ワードはただ上位を見ているだけではなく、「傾向値」を把握することが必要である。なぜなら、検索エンジンを利用するユーザーは、「ロングテール」という話もあるように、2ワード以上(キーワードの組み合わせ)を入力し、利用する傾向が強くなっているからだ。

例えば、「車」というワードで考えてみよう。利用するユーザーは、恐らく1ワードでは検索しない。恐らく「車 トヨタ」といった“メーカー名”や、「車売却」といった“用途”と一緒に検索する可能性が高い。なぜなら、実際に検索してみると分かるが、Yahoo や Google の検索エンジンで「車」と検索した場合、検索結果は多岐に渡ってしまい、目的のサイトが出てくる確率は相当低くなってしまうからだ。

このような場合、検索ワードを単語ごとに分解し、1ワードごとに合計する。調査していくと、「どのワードが利用される傾向が強いのか」と、実際のユーザーニーズが見えてくる。

検索ワードから「ユーザーの考え」を知るために

上記は、あくまで全体の一例となるが、これだけでも検索ワードの見方が変わってくるはずである。

1. 「購入したユーザーの利用した検索ワードと、訪問者全体の検索ワードを比較する」

2. ユーザーの検索ワードを1ワードごとに分解して、合計する

この2つを実施するだけでも、ユーザーは「何を求めて自社サイトに来るのか」が分かる。ユーザーニーズが判明すれば、後は“自社の考え”とずれているのであれば、SEO などの対策を見直すべきであるし、合致していたとしても、問い合わせや購入者を増やすために、購入に繋がっている他のワードを見つけ出し対策を行うことで、さらなる効果向上が期待できる。是非、実践してみてほしい。

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